ソフトモデムを使って通信するのはアマチュア無線ではかなりあります。CWに始まり、RTTYやパケットなどのFSKやPSK31などのPSK、SSTVもあります。最近ではデジタル通信として、PSKの多重(直交なのか?)を使ったものもあります。アマチュア無線は開局してないと楽しめませんし、HFだとアンテナもそれなりのものが必要でしょう。
とりあえず、お手軽なところで受信だけで楽しめるのは何があるかというと、船舶か航空系になってしまうと思います。VHFやUHFのデジタル系の受信はソフトデコーダーでは、おそらく無理ですから。
船舶系FSK
船舶でいわゆるRTTYでの通信はあまり多くないと思います。おそらくSITOR-Aといわれる形式(100ボー180Hzシフト)が多いのではないでしょうか。通報であるNAVTEXはSITOR-Bで同じく100ボー180Hzシフトです。これらはRTTYとエンコードの形式が違うため、RTTYのデコーダーではデコードできません。NAVTEXはデコードできるソフトがいくつかありますが、SITOR-Aの場合、ビットで同期するので、NAVTEXのデコーダーではデコードできないかもしれません。 NAVTEXは、基本的に518kHzか424kHzでSSBで受信するので、それなりの受信機とアンテナが必要です。アメリカではHFでも送信されていますので、ハワイかグアムからの通報は受信できます。
気象FAX
HFでのFAXの受信は、気象FAXが最も受信しやすいと思います。日本では気象庁が船舶向けにFAXを送っています。詳しくは、同サイトのトップの下のほうに「気象資料の閲覧・入手方法」というリンクがありますので参照してください。日本以外には、韓国、中国、台湾などが受信しやすいと思います。
気象FAXという意味では、NOAAの衛星からの画像受信があります。こちらはVHFですが、FMでIFのバンド幅が広いものが必要となり、ちょっと特殊な受信機が必要になります。あとこれらの衛星は、地上からみて静止しているのではなく、1日に2回ぐらい上空を横切ります(南北方向なので縦切り?w)。そのため高い所からの受信となるため、GPやディスコーンなどのアンテナだとうまく受信できない場合があります(この手の垂直なアンテナは真上からの電波は得意でない)。気象衛星用のデコーダもフリーなものも含めていくつかあります。受信機やアンテナなどいろいろ条件が厳しいのではまり度が高いのではないでしょうか。
今日のところは...続きはまた書きます。
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