2008-09-20

私鉄の空線のデコード(2)

前回、私鉄空線のデコーダを試しに作ってみたということを書いたが、やはりアルゴリズム的にやっつけだったためビットを拾えなかったので、ZeroCrossベースでMSKデコーダを新たに作ってみた。
空線は入力電界が不安定なためエラーが多かったが、アップリンクを受信してみたところ、比較的強力で安定していたためこちらをデコードしてみることにした。

アップリンクのほうは、連続した信号ではなく単発でパケットのような信号をおおよそ0.5秒ぐらいの長さで送信しているもよう。この信号を今回作ったデコーダで、MSK1200ボー1200/1800Hzでデコードしてみたところ、600ビット以上連続でデコードできているようなので、ビットシンクはうまくいっていると思われる。もちろん、入力電界が弱い信号は途中でエラーとなってしまうが…。

ダウンリンク(空線があるほう)は、一定な音との合間に定期的に送っている信号や通話の前や通話中に送られている信号もアップリンクの信号に似ているので、おそらくこのデコーダで解読できるかもしれない。
といっても、この先の仕様はまったくわからないので、試行錯誤するしかないだろう。とりあえず、1フレームを8ビットとかで仮定して、先頭のビットパターンを見つけ出すとかしかないかもしれない。無信号のときのビットパターンが01の繰り返しなので、NRZIになっているかもしれないし、調べることはいっぱいありそう…。

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