150MHz帯のアナログでは、指令側の音声しか聞こえてないようです(23区内)。おそらく、運用的にはデジタルに移行しつつも、予備的にアナログも使っているといった状況ではないでしょうか。しばらくしたら、全共波以外は聞けなくなるかもしれません。
どうやら、このデジタル変調はπ/4シフトQPSKで8kbpsらしいです。これを受信して、ソフトウェアでデコードできるか否かというのを考えてみると…。
PSKを復調する方法として、SSBで復調してデコードする方法があるのですが、SSBだと普通、帯域幅が3kHzであるため、キャリアの周波数は3kHz以下になるので、π/4シフトQPSKを復調しようとした場合、数百bpsぐらいまでしょう。
別な可能性としては、DRM(Digital Radio Mondiale)をPCで復調する方法と同じ様に、受信機の中間周波を取り出して、サウンドデバイスでキャプチャー可能な周波数まで中間周波を下げて、取り込むという方法があります。
この場合、中間周波数(キャリア)をいくつまで落とすのかという考察は必要かもしれませんが、44.1kHzのサンプリング周波数だったら可能ではないでしょうか。ただし、π/4シフトQPSKの復調だけなら、単にビット列しか得られないわけですから、そこからフレームの解析やコーデックで音声化しなくてはならないので、難しいでしょうね。しかも暗号化されていたら、ほぼ無理でしょう…。
これとは別な話ですが…。彼らがAVMといっているデータ通信ならデコードできそうですが、現在150MHz帯で運用されているのでしょうか?
1 件のコメント:
Finkyさま、こんにちは。
東京消防のデジタル化で検索していたら、
こちらのブログにたどり着きました。
多摩地区でもついにデジタル化が始まり、移動局でデジタル車載機の搭載や
試験的?な交信が始まってしまったようです。
そんな中、Finkyさんの記事はデジタルの復調に
明るい未来をもたらしてくれそうな記事で
心強く思いました。
これからも時々おじゃましますので、よろしくお願いします。
初回から長々と失礼しました。
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